2018年10月01日
富士フィルム、アカデミアと次世代AI技術 開発拠点
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムHDは1日、次世代AI技術の開発拠点として、FUJIFILM Creative AI Center「Brain(s)」(ブレインズ)を東京・丸の内に同日開設したと発表した。
同社はこれまで、画像診断や一般写真分野で必要な情報を読み取るAIを開発してきた。今後は事業活動から得られるさまざまなデータ(医療検査データなど)を画像情報と組み合わせ「統合的に理解や判断を行い、現場を支援するAI技術」へと発展させる。
これら独自のAI技術を言語化された知識と結びつけ、社内外のアカデミアとも協働しながら、さまざまな社会の課題を解決する次世代AI技術として役立てていく。
富士フィルムHDは「Brain(s)」を同社グループのAI技術者の研究開発拠点として活用するだけでなく、アカデミアと緊密な研究活動を行う場とすることでそれぞれの「知と脳」を結集し次世代AI技術の開発を協働で推進する。

拠点の名称は、「Brain(s)」(ブレインズ)とし、東京都千代田区丸の内の丸の内北口ビルWeWork内に開設。大学・大学院生を対象にインターシップなどのイベント開催や、第一線研究者を講師に招いてのセミナー、オープンイノベーションの開催などを計画している。


http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1538364989.pdf