2018年10月02日
日本ゼオン、高岡で「光学フィルム」増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ゼオン

日本ゼオンは2日、「ゼオノアフィルム」の需要が好調なため、富山県高岡市の光学フィルム工場で原反製造ラインの生産能力を増強すると発表した。原反ラインで約2割増強するが、設備規模や投資額などは非開示。稼働開始は2019年10月の予定。

「ゼオノアフィルム」(製品名:ZeonorFilm)は、同社が独自開発した熱可塑性プラスチック(シクロオレフィンポリマー)を、世界初の溶融押出法で生産するディスプレイ向け光学フィルム。ポリマーの特性である高い光学特性と優れた寸法安定性を生かして、高精細が求められるモバイル機器や大型TVを中心に需要が伸長している。

設備増強は、同社のグループ企業で製造子会社のオプテス(本社:富山県高岡市、赤谷晋一社長) 北陸工場高岡製造所を予定している。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1538449235.pdf