2018年10月05日
千代田、北海道に風力発電向け世界最大級蓄電池
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:千代田化工建設

千代田化工建設は5日、北海道北部風力送電(本社:北海道稚内市、伊藤健社長)から世界最大級の蓄電池システムの建設を受注したと発表した。同社は北海道の北部地区で、経産省資源エネルギー庁による「風力発電のための送電網整備の実証事業」の一環として、域内送電網の整備および風力発電の大量導入に向けた電力供給システムの構築に着手している。

千代田化工は今回、北海道天塩郡豊富町に建設される北豊富変電所に併設する蓄電池システムの設計・調達・建設(EPC)業務を受注した。世界最大級(出力240MW、蓄電池容量720MWh)の蓄電池システムを建設する。システムを構成する蓄電池、制御システム、受変電設備、大型建屋を一括元請けとして取りまとめ、システム全体の最適化を図る。

北海道北部地域は、国内でも風況が良く、風力発電の適地なものの、送電網が脆弱なため風資源を有効活用できていない野が現状。蓄電池システム建設によって、再生可能エネルギーの導入による安定的な電力供給に寄与することが期待される。同実証事業の総事業費は約1000億円。運転開始予定は2023年3月。

ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1538703943.pdf


関連ファイル 北海道北部風力送電株式会社: ホームページ(2018年10月4日付)
http://www.hokubusouden.com/images/news/2018/20181004.pdf