2018年10月11日
信越化学、武生・直江津の半導体材料増強へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:信越化学工業

信越化学工業は11日、需要の伸びが期待されるフォトマスクブランクス事業拡大のため、武生(福井県)と直江津(新潟県)の両工場に約140億円の設備投資を実施すると発表した。

武生工場には新たな工場棟および先端ArF品を生産する設備を増強する。2021年4月までの工事完了を目指す。一方、直江津工場では事業の中核である汎用ArF品の生産設備を増強する。工事は2019年末までの完了を目指す。
これらの投資により同社のフォトマスクブランクスの生産能力は現有設備の3割増となる。

フォトマスクブランクスとは半導体の製造工程で用いられる回路パターン原版のこと。半導体デバイスの生産量の増加および微細化の進展により、世界需要は引き続き汎用ArF品、先端ArF品ともに増加を見せている。信越化学は両工場の生産体制を強化し、これらの需要を着実に取り込んでいくことにした。


ニュースリリース
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