2018年10月12日
中外薬、抗がん剤「ハーセプチン」でファイザー提訴
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は12日、抗HER2 ヒト化モノクローナル抗体「ハーセプチン注射用」について、同製品のバイオ後続品の製造販売承認取得者であるファイザー社に対し、ロシュ・グループのジェネンテック社(本社:米国カリフォルニア州)が保有する用途特許の侵害を理由として、10月12日付で東京地方裁判所にバイオ後続品の製造販売等の差し止めを求める訴訟を提起し、あわせて仮処分命令の申立てを行ったと発表した。

同特許権はジェネンテック社が保有しており、中外製薬は同特許権の専用実施権者となっている。ジェネンテック社は今回訴訟で共同原告となった。