2018年10月16日
三井化学、高機能不織布増強 2工場稼働入り
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学
名古屋工場新設備建屋

三井化学は16日、紙おむつ市場の拡大に対応するため、名古屋工場と100%子会社サンレックス工業(四日市)で行っていた高機能不織布増設工事が完了し、10月からそれぞれ営業運転を開始したと発表した。投資額等は非公開。両工場の増設で同社の不織布生産能力は内外合わせ年産10万3,000トンに拡大した。

名古屋工場(名古屋市南区)には今回ポリプロ繊維系高機能不織布、年産1万5,000トン設備を新設した。吸水性がなく柔軟なため主に紙おむつのバックシート部分に使用される。また四日市のサンレックス工業には伸縮性に富んだスパンボンド系の不織布設備を完成した。ゴム糸に代わり紙おむつのウェスト回りに使用される。

三井化学の高機能不織布生産能力(増設後)は、名古屋工場15,000トン、四日市(サンレックス)43,000トン、タイ30,000トン、中国(天津)15,000トンと合わせて年産103,000トンになった。


高機能不織布 国内増設設備の運転開始について
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1539666429.pdf

Operations Start on Additional Production Facilities for High-Performance Nonwoven Fabrics in Japan
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1539666429.pdf