2018年10月31日
経産省、9月の化学工業生産指数 2.0%上昇
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が31日発表した9月の鉱工業生産指数速報値(2010年=100、季節調整済み)は、生産が前月比▲1.1%低下の101.4、出荷は▲3.0%低下の98.5だった。在庫は2.3%上昇の113.5だった。

製造工業生産予測調査によると、10月は前月比6.0%の上昇、11月は同▲0.8%の低下を予測している。基調判断は、前月までの「生産は緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる」を据え置いた。

業種別にみると、生産が上昇した業種は化学工業(除、医薬品)、金属製品、石油・石炭、繊維工業の全15業種のうち4業種のみで、他の11業種いずれも低下となった。

化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比2.0%上昇の104.5、出荷は▲3.2%低下の95.2だった。在庫は1.8%プラスの116.1となった。生産は2カ月ぶりの上昇、出荷は2カ月連続の低下となった。

プラスチック製品工業は、生産が前月比▲1.6%低下の101.6、出荷は▲0.6%低下の100.7だった。在庫は0.1%上昇の116.0となった。生産、出荷とも2カ月ぶりのマイナス、在庫は5カ月ぶりの上昇となった。