2018年11月09日
「RCEP」閣僚会合、12日シンガポールで開催
【カテゴリー】:行政/団体
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経済産業省は9日、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)閣僚会合が12日、シンガポールで開催され、我が国からは世耕経済産業大臣が出席して年内の実質的な妥結に向けて議論を行うと発表した。

RCEPとは、東アジア地域包括的経済連携(Regional Comprehensive Economic Partnership)の略。ASEAN10カ国のほか日本、中国、韓国、豪州、ニュージーランド、インドの6カ国が参加する広域経済連携。2012年11月にカンボジアのプノンペンでRCEP交渉の立上げが宣言され、2013年5月にブルネイで第1回交渉会合を開催。これまでに13回の閣僚会合と24回の交渉会合が開催されてきた。

今年7月にはASEAN以外の国として初めて東京で閣僚会合が開催され、世耕経産大臣とシンガポールのチャン大臣が共同議長となりRCEP交渉を妥結に導くための具体的な進め方について議論が行われた。

ASEANはすでに6カ国とは個別にFTA(自由貿易協定)を結んでいるが、これらの個別FTAを包括的に束ねることで広域的な経済連携を図ろうというのがRCEPの目的。関税の撤廃だけでなくサービス分野の規制緩和や貿易投資の円滑化などがテーマとなっている。