2018年11月27日
【化学業界ランキング】(4)通期予想 純利益
【カテゴリー】:行政/団体
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化学業界主要企業の18年度通期予想を純利益で見ると、対象20社のうち14社が増益を予想し、減益は6社だった。
14社のうち9社は最高益更新を見込む好調さ。「構造改革が一段落して成長領域に集中できる」(三井化学・淡輪敏社長)、「生産性向上やスペシャリティ化が進んだ。自動車向けも好調だ」(デンカ・山本学社長)など、苦しい道のりを乗り越えての更新だ。昭和電工は欧州企業の大型買収が成果をあげた。信越化学、三菱ケミカルHDは製品市況の改善や内外投資戦略が収益をけん引した。原料価格や為替、国際経済動向など、先行きはいぜん不透明だが、各社は安定して利益を出せる体質を整えつつあるようだ。

【化学業界ランキング】(2018年度通期予想・純利益)単位:百万円 ( )前年度実績比%
(1)信越化学  :290,000(8.9)☆
(2)三菱ケミ HD :213,000(0.6)☆
(3)旭化成   :160,000(△6.0)
(4)住友化学  :130,000(△2.8)
(5)昭和電工  :115,000(243.6)☆
(6)三井化学  :80,000(11.8)☆
(7) 東ソー   :71,000(△20.0)
(8)クラレ   :49,000(△10.0)
(9)ダイセル  :40,000(7.9)
(10)JSR    :33,500(0.8)
(11)宇部興産  :30,500(△3.7)
(12)日産化学  :30,000(10.5)☆
(13)トクヤマ  :27,000(37.1)☆
(14)デンカ   :25,000(8.5)☆
(15)日本触媒  :24,500(0.9)
(16)日本ゼオン :24,000(83.8)☆
(17)カネカ   :23,000(6.6)
(18)日本化薬  :15,500(0.2)
(19)東亜合成  :12,800(△0.9)
(20)クレハ   :10,500(8.3)☆

(注)☆は過去最高益。