2018年11月30日
10月の石油統計、ナフサ輸入 264万Kl 5%増
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

資源エネルギー庁が30日発表した10月の石油統計速報によると、原油輸入量は1,522万Klで前年比105.5%と、前年同月を上回った。
原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  620万kl(前年同月比108.2%)
(2)アラブ首長国連邦 375万kl(同97.4%)
(3)クウェート     113万kl(同128.3%)
(4)カタール      109万Kl(同96.1%)
(5)ロシア        80万kl(同135.0%)
だった。
同月の中東依存度は86.2%で、前年同月と比べて1.5ポイント下回った。

■燃料油の生産は1,276万klで前年同月比95.3%と11カ月連続で前年を下回った。
国内販売は1,410万klで同101.5%と8カ月ぶりに前年を上回った。油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油、軽油、A重油およびB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリンと灯油は下回った。

<10月のナフサ需給概要> 単位:Kl( )前年同月比%
・月初在庫 1,617,559
・生産   1,280,574(95.8)
・輸入   2,641,228(105.1)
・販売   3,935,244(101.1)
・輸出    ー(ー)
・月末在庫 1,493,985(107.3)