2018年12月07日
三菱ケミカル、中国最大級の「植物工場」稼働入り
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカルは7日、中国でECサイト「京東商城(JD.com)」を運営する京東集団(本社:北京市)を通じて、同国最大級の「植物工場」を完成し、稼働開始したと発表した。2017年6月の両社合意に基づき、北京市通州区に三菱ケミカルが納入した植物工場が完成した。

完成した植物工場は、広さが11,040平方メートルと中国最大級。育苗までを人工光で行い、生産は太陽光を利用して効率的に行う併用型水耕栽培システム。温度、湿度、光、液肥などを自動制御し、天候や季節にかかわりなく高品質で均一な野菜を生産できる。従来の温室方法に比べて、大幅に少ない水や肥料で生産スピードを向上させることができる。

京東は現在、ほうれん草やレタス、サラダ菜などを生産しており、12月から同社が中国内で展開する生鮮スーパーで販売開始する。今後は三菱ケミカルとの協業により、トマト、キュウリ、イチゴなど植物の種類をさらに増やしていく方針だ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1544149779.pdf


植物工場/育苗

植物工場/太陽光