2019年01月29日
東レ 塗布型半導体CNTの世界最高移動度達成
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

東レは29日、産業技術総合研究所(「産総研」)、東京大学と共同で、半導体型単層カーボンナノチューブ「CNT」が塗布型半導体としては世界最高となる移動度 155平方センチ/Vsを達成したと発表した。本研究の一部は、NEDO「エネルギー・環境新技術先導プログラム」の一環。

髙い移動度は、塗布型半導体の特徴である高性能と低コストを生かすことで通信距離が長いUHF帯RFIDを用いて、複数のタグを一度に読み取る性能が向上し、実用化へ一歩近づく技術。同社は、この素材を活かし、RFIDをはじめとする様々なIoTデバイスや、呼気中に含まれる微少量の有機成分を検出することで疾病予兆検知、簡易的な環境モニタリングが可能な高感度センサーなどの分野をターゲットに一層の技術確立を目指す。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1548735299.pdf