2019年03月04日
帝人 高耐熱・高耐衝撃プリプレグを開発
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営)
【関連企業・団体】:帝人

帝人は4日、高い耐熱性と耐衝撃性が必要とされる航空・宇宙用途向けに両性能を兼備したビスマレイミド(BMI)系プリプレグ(炭素繊維シートに樹脂を染み込ませたもの)を開発したと発表した。

今回、開発したプリプレグは、ガラス転移温度が280℃以上、衝撃後圧縮強度が220MPa以上、これまで世界的に難しいとされてきた高次元での耐熱性と耐衝撃性の両立を実現した。

さらには本年2月に買収を発表した米国レネゲード社のノウハウを活用し、航空機のエンジン部品など、高温下で使用される用途に向けたグローバル展開を加速していく。

<既報>
帝人 米国・レネゲード社を買収、完全子会社化
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/52089


このプリプレグは、3月12日からパリで開催される世界最大のコンポジット展示会「JECワールド 2019」で初めて展示される。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1551693642.pdf