2019年04月17日
横田VEC会長「塩ビ樹脂の国内需要は依然堅調に推移している」
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)は17日、塩ビ樹脂の3月の生産・出荷実績を発表したが、国内出荷は前年同月比6・5%減で2018年度最大の落ち込み幅となった。これについてVECの横田浩会長(トクヤマ社長)は17日の定例記者会見で、「実態はかなり違う。昨年3月は樹脂値上げを控えて仮需が発生しており出荷数量が膨らんだ事情があり、今年3月に需要が減少したわけではない」と指摘した上で、「国内需要は依然として堅調に推移している」と強調した。

VECが17日発表した2018年3月の塩ビ樹脂生産・出荷実績によると、生産は13万4885トン、前年同月比0・9%増で、この結果、2018度の生産は164万083トンで前年度比1・6%減となった。

国内出荷は、硬質用が4万7323トン、同7・2%減、年度で57万1341トン、同1・4%減、軟質用が2万762トン、同4・5%減、年度で24万7825トン、1・0%減、電線・その他用が1万9843トン、同1・6%減、年度で22万4026トン、同1・3%増、国内出荷合計は3月が8万7933トン、同6・5%減、年度で104万3192トン、同0・7%減、輸出は5万6438トン、同15・5%増、年度で59万3529トン、同0・5%減、出荷総計は14万4371トン、同1・2%増、年度で163万6721トン、同0・7%減となった。

ニュースリリース参照
塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1555493424.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1555493424.xls