2000年01月31日
<訃報>古本次郎氏(ふるもと・じろう=旭硝子相談役、元社長・会長)
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:旭硝子、日本ソーダ工業会

 1月25日午後11時15分、慢性呼吸不全のため、東京都渋谷区の病院で死去。79歳。通夜・葬儀は故人の遺志により近親者のみでとり行われた。
 旭硝子ではいずれ同社主催の「お別れの会」開催を予定しているが、日取りなどは未定。喪主は妻美智子さん。
 大正9年福岡県北九州市生れ、昭和15年横浜専門学校高等商業科卒業と同時に旭硝子に入社。45年東京支店長、48年取締役化学品営業部長、常務、専務・副社長を経て62年から平成4年まで3期6年にわたって社長をつとめた。一貫して「拡大均衡」路線をかかげ、海外にも積極的に事業を展開、今日のグローバル企業としての基盤を築いた。
 社長を退いたあとは会長、相談役として後進の指導に当たるほか、財団法人旭硝子財団理事長として、地球規模で環境問題の解決に貢献した人たちに「ブループラネット賞」を贈り支援してきた。
 平成元年ベルギー王国レオポルト勲章受賞。産業界でもニューガラスフォーラム会長、日本ソーダ工業会会長、日本ファインセラミックス協会会長、板硝子協会会長、オゾン層保護対策協議会会長などの要職をつとめた。
 連絡先は旭硝子秘書室(東京都千代田区有楽町1-12-1、電話03-3218-5222)