2019年01月07日
中外製薬
新春メッセージ

中外製薬代表取締役社長 最高経営責任者 小坂達朗

新春メッセージ
2019年は新中期経営計画で新たなスタート
さらなるイノベーションにより、患者さん・社会への貢献を目指します

新年おめでとうございます。
3カ年の中期経営計画「IBI 18」の最終年度である2018年は、複数の新製品の発売や研究開発の進展など、大変実り多い一年でした。自社創製の血友病A治療薬ヘムライブラは、2017年の米国に続き欧州と日本で発売しました。バイスペシフィック抗体を用いた革新的なアプローチにより血友病A治療に革新をもたらし、当社の最重要成長ドライバーとなることを期待しています。免疫チェックポイント阻害剤テセントリクは、非小細胞肺がんを対象として4月に発売しました。複数のがん種や治療セグメントで適応拡大に向けた臨床試験が進行中です。さらに、12月に遺伝子変異解析プログラム「FoundationOne. CDx がんゲノムプロファイル」の承認を取得しました。固形がんに関する324のがん関連遺伝子について、1回の検査で網羅的なプロファイリング情報を提供するプログラムです。この推進に向け、10月にファウンデーションメディシンユニットを新設し、オンコロジー領域の国内No.1企業として、国が推進するがんゲノム医療をけん引し、個別化医療の発展に貢献することを目指しています。このほか、自社創製開発品の良好な試験成績の発表、抗体原薬の多品種少量生産を担う生産設備の竣工や、低分子・中分子原薬の新合成実験棟の建設開始など、多岐にわたる成果をあげることができました。
本年は、新中期経営計画をスタートさせ、新たな目標の下でさらなる革新に踏み出します。イノベーションにより世界の患者さんへの貢献を目指す方針に変わりはなく、アクテムラ、アレセンサ、ヘムライブラに続く革新的新薬の連続創出が最も重要です。さらに、治療の目的である患者さんのより良い人生への貢献や、社会課題の解決への取り組みも重視していきます。これらの実現に向け、ロシュとの連携もさらに深化させていきます。また、サイエンスと医学の進歩、ビッグデータやAI、IoTなどの技術革新が社会や産業構造に劇的な進化をもたらす中で、イノベーション実現のため、ライフサイエンス・デジタルの進歩を柔軟に取り入れていくことも重要であると考えています。
イノベーションを実現する原動力は人財です。ロシュとのWin-Winのアライアンスをさらに強化するとともに、ダイバーシティ&インクルージョンさらに強化し、多様な社員がそれぞれの強みを最大限に発揮できる風土づくりを進めます。中外製薬だからこそ創造できる価値を追求し、世界の医療と人々の健康に貢献していく所存です。
以 上


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