□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ＣＮＴ　ＮＥＷＳ　vol.3535 (2014年11月04日) 発行：ケムネット東京 http://www.chem-t.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ━━◆ＣＯＮＴＥＮＴＳ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆行政/団体 2014/11/04 近畿経産局、「介護・福祉 体感フェア」開催 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41287 2014/11/04 農水省、「アグリビジネス創出フェア2014」11月 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41288 2014/11/04 石化協と石連、「津波防災の日」講習会 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41295 ◆経営 2014/11/04 日本ゼオン、位相差フィルム第5系列 生産前倒し https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41294 ◆新製品/新技術 2014/11/04 三菱化学、秋田県のローソン向け植物工場が竣工 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41292 2014/11/04 東邦テナックス、高速硬化プリプレグを開発 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41297 2014/11/04 NEDO、福祉機器電動車いす開発、デンマークで実証 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41298 ◆市況 2014/11/04 出光興産、10月の卸価格　ガソリン4.1円安 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41290 2014/11/04 JXエネ、ベンゼン11月契約価格1,095ドル、105ドル安 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41296 ◆人事/決算 2014/11/04 旭化成・人事(11月4日) https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41289 2014/11/04 積水化成品・増収増益　純利益63％増 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41291 2014/11/04 日本ゼオン・人事異動（11月4日） https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41293 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※※＜CNT Newsを読まれる際のご注意＞※※※※※※※※※※※※※※※※※ 記事の内容は、予告なく変更することがございます。最新の内容は、 当社ホームページ（http://www.chem-t.com）でご確認下さい。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ---------------------------------------------------------------------- ◆行政/団体 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 近畿経産局、「介護・福祉 体感フェア」開催 近畿経済産業局は、りそな銀行と共同で、介護・福祉関連の事業拡大をサポー トする「介護・福祉・健康いいもの体感・発見ビジネスフェア」を11月25日に 大阪市中央区のりそな銀行大阪本店で開催する。参加費は無料。 ITや電子機器を活用した介護・福祉・健康分野に関心のある事業者に向け、最 新のロボット製品やセンサーを使ったリハビリ機器類を展示する。人材や施設 建設、運営などをサポートする企業も紹介する。 特別講演は、「介護現場の課題解決に向けて/離床アシストベッドの開発と今 後の展開」（河上日出生・パナソニックエンジニアリング・新規事業プロジェ クトリーダー）、「ICT技術が可能にする新たな介護サービス」（谷内光治・ ローム研究開発本部統括部長）の両氏。 展示コーナーでは、「健康管理・増進」、「見守り支援」、「介護支援」、 「リハビリ支援」、「情報発信支援」などをテーマにしたメーカー12社の機 器商品が展示される。実際に体験することもできる。 問い合わせ先は、ビジネスフェア事務局（TEL：06-6346-2981） ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 農水省、「アグリビジネス創出フェア2014」11月 農林水産省は、最新の農林水産・食品などの研究成果を交流・展示する「アグ リビジネス創出フェア2014」を11月12日から14日の3日間、東京都江東区の東 京ビッグサイトで開催する。参加費は無料（事前登録制）。 開催規模は、出展機関数が250以上、総小間数300小間。予定来場者数3万5000 人と、わが国最大規模。 講演やセミナー、シンポジウム、来場者と出展者との連携を促す企画などを用 意する。 12日は、基調講演「産学官連携による農林水産業への挑戦/強みと身近なチャ ンスを活かすには」（土井尚人・ヒューマン・キャピタル社長）、パネルディ スカッション「攻めの農林水産業を支える知の集積について/オランダのフー ドバレーを参考とした今後の取り組み」を行う。 12日は、東日本大震災の復興支援と課題として「革新的人工核酸結合タンパク 質を用いたウイルス対策技術の確立と社会実装」（世良貴史・岡山大学）、 「農業分野の情報インフラの構築とウェブサービス」（北栄輔・名古屋大学）。 14日には、「データ駆動型イノベーションと農林水産業」（森川博之・東京大学 ）。「農林水産物由来物質とナノカーボンのナノ・ナノコンビネーションと応用 」（遠藤守信・信州大学）、「医学・栄養学との連携による日本食の評価」 （池田香織・京都大学院）など。 また、産学官の様々な来場者と、最新技術を出展する出展者とのマッチングを 促進するためのマッチング・コーディネーターが常駐する「コーディネーター カウンター」を会場中央に設ける。さらに、出展者が展示内容を紹介する技術・ 研究プレゼンテーションを開催する。 問い合わせ先は、アグリビジネス創出フェア事務局（TEL：03-3533-2209）。 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 石化協と石連、「津波防災の日」講習会 東日本大震災による地震と津波は、周辺沿岸の石油、石油化学工場にも大きな 被害をもたらしたが、11月5日は国が制定した「津波防災の日」。石油化学工 業協会と石油連盟は4日、東京大手町の会場で「津波防災の日」講演会を開催 し、改めて“津波に備えよう”と訴えた。 東日本大震災の発生時、JX日鉱日石エネルギー仙台製油所の副所長だった細井 秀智氏（現JX日鉱日石リサーチ技術調査部副部長）と、同じく三菱化学鹿島事 業所長だった梶原泰裕氏（現同社顧問）の両氏が、生々しく当時の状況を報告、 有事の備えとして“企業間の協調と連携”がいかに重要かをアピールした。 続いて、東北大学の今村文彦教授（災害科学国際研究所所長）が、「東日本大 震災の津波被害の実態と教訓」をテーマに講演した。 同教授は、さまざまな観測データを示しながら、地震の規模や津波が襲ってき た速さなどを説明。「私たち（専門学者）には、その前から三陸沖では大きな 地震がいつ起きてもおかしくないとの認識はあった。だが、1000年に一度といっ た、あのように大きな災害は予想できなかった」と“反省”を込めて振り返った 。また地域の復興と防災に向けて「高地移転や多重防潮林、技術、人材育成など が必要だ」と繰り返し説いた。 会場を埋めた石油・石油化学両業界の関係者は終始緊張した表情で聴き入って いた。 関連資料あり https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41295 ---------------------------------------------------------------------- ◆経営 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 日本ゼオン、位相差フィルム第5系列 生産前倒し 日本ゼオンは4日、富山県氷見市に建設中の液晶テレビ用位相差フィルム第5系 列による量産化を2015年2月から開始すると発表した。 テレビの大型化などにより需要が好調なため量産開始時期を2カ月前倒しする ことにした。 同フィルムの供給能力は既存の第4系列と合わせて9,500万平方メートル/年と なる。 位相差フィルムとは、液晶テレビの視野角を広げるために必要な部材で、高透 明性、低複屈折、低波長分散などの優れた光学特性を有する。このため市場引 き合いが強まっており、対応することにした。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415084187.pdf ---------------------------------------------------------------------- ◆新製品/新技術 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 三菱化学、秋田県のローソン向け植物工場が竣工 三菱化学は4日、農業生産法人・ローソンファーム秋田（秋田県雄勝郡羽後町） に納入した植物工場システムが同日竣工したと発表した。 栽培面積760平方メートルと広く、年間約31トンのベビーリーフを収穫するこ とができる。 関連記事（2014年6月10日付） https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/40166 三菱化学の植物工場システムは、LED照明や蛍光灯によって植物の光合成を促 す完全人工光型のシステム。 温度や湿度、養分などの育成環境を最適状態に制御する。気候に左右されず年 間を通して同じ品質の野菜を栽培することができる。土を使わない水耕栽培で 農薬が必要ないため安心・安全な野菜が生産できる。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415069888.pdf ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 東邦テナックス、高速硬化プリプレグを開発 帝人グループで炭素繊維・複合材料事業を展開する東邦テナックス（本社：東 京都千代田区、吉野隆社長）は4日、生産性を大幅に向上させた高速硬化タイ プのプリプレグ（炭素繊維シートに樹脂を染み込ませたもの）を開発したと発 表した。 プリプレグは、熱硬化性炭素繊維複合材料（CFRP）の中間材料として使用され るもので、主にオートクレーブ成形などにより、航空機や自動車部品などに向 けたCFRPの製造に用いられている。こうした成形方法によるCFRPは、高い強度 特性を発揮する一方、成形に要する時間が長く、加工費用も増大傾向にあるた め、生産性向上とそれによる加工費用低減が課題となっていた。 今回解発したプリプレグは、150℃　3分間で硬化させることができ、成形時の レジンフォロー（成形工程での加圧によりプリプレグ中の樹脂が流れ出す現象） が少なく、優れた成形性および高い表面外観性を実現することができる。また、 これを用いてプレス成形することにより、同社の従来タイプのプリプレグに比べ て生産効率を数十倍に向上させることができ、年産5万個程度のCFRPの量産に対 応することが可能になる。 さらに、0.5メガパスカル程度の低圧力でも成形が可能になるため、内圧成形 による中空品などスポーツ用途や一般産業用途にも使用することができる。難 燃性グレードも開発していることから、家電用途や車両用途などに幅広く活用 されることが期待される。 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 NEDO、福祉機器電動車いす開発、デンマークで実証 新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は4日、テムザック、NTTドコモ とともに、デンマークのコペンハーゲン市とファーボ・ミッドフェン市の介護・ 福祉施設、高齢者住宅およびリハビリセンターの施設内で実施する実証試験に使 用する福祉機器ロボットの電動車いす「NRR」を開発し、11月から実証試験を開 始すると発表した。 これに先立ち、電動車いすを製作したテムザックは、「NRR」の本体部分につ いて、欧州での商品販売に必要とされる欧州委員会（EU）の基準適合マーク 「CEマーキング」を取得した。これにより、実証試験で「NRR」導入による 経済的価値、高齢者の自立促進・尊厳維持、安全性向上などについてデータ 収集・分析を行うことが可能になった。また、「NRR」の欧州輸出も可能になっ た。 「NRR」は、従来の車いすの概念を覆すことで、介護や福祉等に従事する人の 労働力負担の軽減、また、車いす利用者の自立を促すものとして、デンマーク でその検証が来年2月まで実施される。 今後、福祉介護分野において、欧州をはじめ多くの国で日本のロボット技術を 活かした製品の普及が期待される。 ---------------------------------------------------------------------- ◆市況 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 出光興産、10月の卸価格　ガソリン4.1円安 出光興産は4日、10月分の石油製品卸価格を発表した。ガソリンは原油価格の 値下がりから、1リッター4.1円下がった。対象製品は（1）ハイオク・レギュ ラーガソリン （2）灯油 （3）軽油（4）A重油の4油種。 適用期間 2014年10月1日ー10月31日。 【価格改定幅(前月比：全国平均値)】 単位:円/リットル　＜ ＞9月（　）8月 　 （1）ガソリン　　▲4.1＜▲1.9＞（▲2.4） （2）灯油　　　　▲1.9＜▲1.0＞（▲1.0） （3）軽油　　　　▲3.6＜▲2.4＞（▲2.3） （4）A重油　　 　▲2.8＜▲1.8＞（▲2.2） ＜10月の原油平均価格＞ 単位：ドル/バレル　＜ ＞9月（　）8月 ◇WTI原油　　　 　84.3＜93.0＞（96.1） ◇ブレント原油　　87.4＜97.3＞（101.6） ◇ドバイ原油　　　86.6＜96.5＞（101.7） ◇オマーン原油　　86.7＜97.2＞（102.1） ◇ドバイ・オマーン平均　86.6＜96.8＞（101.9） ＜10月平均為替レート＞ ドル＝円 ◇1ドル＝109.0＜108.1＞（104.0） ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 JXエネ、ベンゼン11月契約価格1,095ドル、105ドル安 JX日鉱日石エネルギーは4日、11月のベンゼン・アジア契約価格（ACP)につい て、大手需要家との交渉の結果、1トン当たり1,095ドルで決着したと発表した。 前月から105ドル/トンの下落となる。 アジア域内のベンゼン需給環境は、新設装置の立ち上げによる供給の増加と、 パラキシレンメーカーの減産に伴うベンゼン生産減の継続、米国向け輸出の増 加によりおおむね均衡状態を保っている。 市況は原油価格下落の影響を受け、引き続き軟化傾向で推移した。 アジアACPはこうした市場環境を反映しての決着となった。 国内価格換算想定値は、1キログラム当たり129.9円。 ＜用語の解説＞ ■ACP：Asian Contract Priceの略で、 アジア契約市場での指標価格(運賃込 み)となる。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415087942.pdf ---------------------------------------------------------------------- ◆人事/決算 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 旭化成・人事(11月4日) ＜人事異動＞ (11月1日付) 【旭化成せんい】 ◇監査役　結城成貴 ◇(退任 監査役)　中村剛 【旭化成建材】 ◇監査役　四ノ宮健 ◇(退任 監査役) 中村剛 【旭化成エレクトロニクス】 ◇監査役　宇高道尊 ◇(退任 監査役)　四ノ宮健 【旭化成イーマテリアルズ】 ◇監査役　宇高道尊 ◇(退任 監査役)　四ノ宮健 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 積水化成品・増収増益　純利益63％増 積水化成品工業が4日発表した、2014年度第2四半期（4−9月）連結業績は、前 年同期比大幅増収益となり最終利益は63.4％増の856百万円だった。売上高は5 76億円で9.9％の増収となった。 食品容器や建設資材となる「発泡ポリスチレンビーズ」（生活分野）の需要が 堅調に推移し、原料価格の上昇に対応した製品価格の改定から収益が改善した。 【積水化成品・第2四半期（連結）業績】単位：百万円 （　）前年同期比増減 率％ ◇売上高　　　　 57,551（9.9） ◇営業利益　　　　1,413（107.6） ◇経常利益　　　　1,553（102.5） ◇当期純利益　　　　856（83.4） ◇1株当たり純利益　　9.17円（5.58円） 【積水化成品・15年3月期通期（連結）予想】単位：百万円 （　）前年同期比 増減率％ ◇売上高　　　　116,000（5.5） ◇営業利益　　　　3,850（81.2） ◇経常利益　　　　3,800（72.2） ◇当期純利益　　　2,450（93.8） ◇1株当たり純利益　　26.20円 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/04 日本ゼオン・人事異動（11月4日） ＜役員人事＞（11月1日付） ◇経営企画統括部門事業企画室長、取締役執行役員経営企画統括部門長、伊藤 　敬 ＜人事異動＞（11月1日付） ◇総合開発センター研究企画管理部長（経営企画統括部門事業企画室長）横田 　真 ◇エラストマー事業技術部長、高橋和弘 ◇経営企画統括部門経営企画部長（高機能事業総括部長）富永　哲 ◇高機能事業総括部長、宮城孝一 ◇総合開発センター機能性材料第2研究所長（エラストマー事業技術部長）相 村義昭 ---------------------------------------------------------------------- ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ＣＮＴ Ｎｅｗｓは、化学関連の情報を集めた ケムネット東京の会員向け電子メール配信サービスです。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 記事へのご意見、お問い合わせは、 desk@chem-t.com まで 会員サービスの追加や広告お問い合わせ、 連絡先の変更など会員情報の変更は、 support@chem-t.com まで 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