□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ CNT NEWS vol.3536 (2014年11月05日) 発行:ケムネット東京 http://www.chem-t.com □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ━━◆CONTENTS◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆行政/団体 2014/11/05 WIPO日本事務所「グローバルセミナー」東西で開催 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41299 2014/11/05 「インドネシア 環境・省エネ ビジネスセミナー」大阪 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41300 ◆経営 2014/11/05 出光、徳山に大型ナフサ船桟橋やメタノールタンク https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41303 2014/11/05 帝人、中計修正 構造改善効果175億円目指す https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41305 2014/11/05 旭化成・純利益495億円、過去最高更新 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41307 ◆ファインケミカル 2014/11/05 新化技協、「医療機器技術の進歩」テーマに講演会 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41301 ◆実績/統計 2014/11/05 9月のカー黒出荷、7カ月連続の前年比マイナス https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41304 ◆人事/決算 2014/11/05 三井化学・第2四半期大幅改善 営業利益69%増 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41302 2014/11/05 帝人・第2四半期、最終損失223億円 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41306 2014/11/05 三菱ガス化学・第2四半期、純利益215億円 16%増 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41308 2014/11/05 タカラバイオ・純利益78%増 研究用試薬好調 https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=41309 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※※<CNT Newsを読まれる際のご注意>※※※※※※※※※※※※※※※※※ 記事の内容は、予告なく変更することがございます。最新の内容は、 当社ホームページ(http://www.chem-t.com)でご確認下さい。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ---------------------------------------------------------------------- ◆行政/団体 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 WIPO日本事務所「グローバルセミナー」東西で開催 世界知的所有権機関(WIPO)は、グローバルIPサービスに興味のある人を対象 に「WIPOグローバルビジネスセミナー」を11月28日に大阪市中央区の大阪商工 会議所(定員150人)、12月1日に東京都渋谷区の国連大学本部(定員250人) で開催する。参加費は無料。特許庁後援。 セミナーでは、WIPOが提供する各種サービスやデータベースに関するプレゼン テーションや、日本企業によるWIPOサービスの活用事例を紹介するプレゼンテー ションが行われる。また、日本知的財産協会の関係者を交えたパネルディスカッ ションも行われる。 問い合わせ先は、WIPO日本事務所(TEL:03-5532-5031)。 <用語の解説> ■WIPOとは :世界知的所有権機関のこと。国連の専門機関の一つ。本部はス イス・ジュネーブにあり、加盟国の協力を通して世界中の知的財産(IP)を保 護する目的で1970年に設立された。現在加盟国は184カ国。 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 「インドネシア 環境・省エネ ビジネスセミナー」大阪 近畿経済産業局及び貿易研修センターは、「インドネシア環境・省エネ ビジ ネスセミナー」を12月8日14時から大阪市北区のブリーゼプラザで開催する。 参加費は無料。 近畿経産局では、今年8月31日から9月6日まで、大阪工業大学の古崎康哲・准 教授をはじめとするミッションがインドネシアのジャカルタ市、バンドン市を 訪れ、環境・省エネ分野の現状およびニーズ等について調査を行った。今回セ ミナーでは、その調査結果を報告し、今後のビジネス展開の可能性について検 討する。 報告は、「インドネシア政府での環境改善の取り組みと産業界での対応」(大 石一裕・地球環境センター審議役)、「インドネシア産業界における廃水処理 の技術的課題」(古崎康哲准教授)、「インドネシアにおける本邦環境・省エ ネ技術への期待度」(石毛寛人・日本テピアテピア総合研究所副所長)。 問い合わせ先は、近畿経済産業局国際事業課(TEL:06-6966-6051)。 ---------------------------------------------------------------------- ◆経営 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 出光、徳山に大型ナフサ船桟橋やメタノールタンク 出光興産は5日、今年4月に化学事業の主力拠点となった徳山事業所の再構築計 画を次の通り発表した。 (1)原油タンカー桟橋をナフサ用に改造  既存の原油タンカー用シーバースを、最大15万DWTのナフサ船が着岸可能と なるよう改造する。ナフサの輸入ロットサイズの大型化・物流合理化を図る。 2014年11月末から運用開始する。 (2)原油タンクの有効利用  原油処理機能の停止に伴い、従来使用していた原油タンクを化学品(メタノー ル)用に改造し、三菱商事に貸与する。運用開始は2015年1月の予定。 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 帝人、中計修正 構造改善効果175億円目指す 帝人は5日、2012年度に策定した中計(CHANGE for 2016)の見直しを発表した。 厳しい事業環境変化に対応するため、抜本的な構造改革と発展計画を柱に2016年 度の経営目標を再設定した。 修正中計のポイントとして、抜本的改革により2016年までに14年対比175億円/ 年の収益改善効果を目指す。 14年度に440億円の損失処理を行い、16年度には営業利益500億円、当期純利益 ROE8%を確保する。 2016年度の数値目標:売上高8000億円(14年度7800億円)、営業利益500億円 (250億円)、営業利益率6%(3%)、当期純利益250億円(△250億円)、ROE 8%(ー)。 発展戦略では15〜16年累計1000億円を投資し、着手済みの熱可塑性CFRP、先端 医療材料事業の強化、また事業間の融合領域を中心として複数の新規プロジェ クトを立ち上げる。 中計修正の理由として、(1)市場ニーズの複雑化・商品ライフサイクルの短 縮化(2)グローバル競争の激化による素材の需給バランス失調(3)医薬品で はジェネリックの予想以上の浸透の3つを挙げ、「従来型ビジネスからの脱却 が遅れた」と自己評価した。 175億円の構造改善効果(フル発現時)の内訳は、 ・シンガポール子会社撤収、フィルム事業改革 :105億円 ・ヘルスケア   40億円 ・高機能繊維・複合材料 15億円 ・原料・重合ほか  15億円 ・合計  175億円 帝人グループは、アラミド繊維やポリエステルなどの「素材」を中心に「ヘル スケア」、「IT」と3つの領域に強みを有している。今後はこれらの事業を戦 略的に融合させ経営基盤の再構築、拡大を急ぐ。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1415177777.pdf ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 旭化成・純利益495億円、過去最高更新 旭化成が5日発表した2014年4〜9月期連結決算は、最終利益が前年同期比6.3% 増の495億円と、過去最高を更新した。 小堀秀毅・代表取締役専務執行役員は「上半期決算としては、売上高、経常利 益、純利益とも過去最高になった」とし、その要因について「ケミカルが増収 減益、住宅が増収増益、繊維も増収増益となったのが貢献した」。「とくに石 油化学事業は、国内基盤強化の効果やアクリロニトリルの市況改善で増収増益 になった」と説明した。 通期見通しは「売上高が初めて2兆円の大台に乗るだろう」とし、とくに石油 化学事業では「昨年はエチレン稼働率が80%台だったが、今年は90%台をキー プする見通しだ」としている。 【旭化成・第3四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前年同期増減率% ◇売上高       966,930(5.2) ◇営業利益      70,927(△4.5) ◇経常利益       74,170(1.9) ◇当期純利益      49.522(6.3) ◇1株当たり純利益   35.44円(33.33円) <平成27年3月期・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )対前期増減率% ◇売上高    2,006,000(5.7) ◇営業利益     154,000(7.4) ◇経常利益    157,000(9.9) ◇当期純利益    100,000(△1.3) ◇1株当たり純利益  71.58円 ニュースリリース参照 〇決算短信 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415176189.pdf 〇剰余金の 配当 (中間配当) に関するお知らせ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1415176189.pdf ---------------------------------------------------------------------- ◆ファインケミカル ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 新化技協、「医療機器技術の進歩」テーマに講演会 新化学技術推進協会は、「医療機器技術の進歩/呼気センサー技術、医療機器 用材料技術」にスポットをあてたエレクトロニクス交流会応用技術企画WG講演 会を11月13日15時に東京都千代田区三番町の同協会会議室で開催する。参加費 は、会員が無料、一般が1万円。 下内彰人・国立循環器病研究センター研究所心臓生理機能部室長・客員教授 (中部大学)が「呼気診断技術の現況と今後の課題」、川西徹朗・テルモ研 究開発本部コアテクノロジーセンター長が「医療機器と高分子材料」をテー マに、それぞれ講演する。 下内氏は、呼気には生体内代謝成分の一部が現われ、有力な生体情報となるが、 近年、分析技術と情報解析技術の進歩により、メタボローム解析の一角として注 目を集め、揺籃期にある現状を報告する。川西氏は、テルモで開発した主要製品 の変遷とともに、医療機器に求められる高分子材料について語る。 終了後に懇親会(参加費は無料)。 問い合わせ先は、新化学技術推進協会事業部(TEL:03-6272-6880) ---------------------------------------------------------------------- ◆実績/統計 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 9月のカー黒出荷、7カ月連続の前年比マイナス カーボンブラック協会は5日、9月のカーボンブラック需給実績を発表した。 出荷量は前年同月比▲2.7%減の52,168トンで、今年3月以来7カ月連続の前年 比マイナスとなった。 自動車の生産台数減や輸入カーボンブラックの増加によるとみられる。 出荷内訳は、タイヤ向けが同▲2.6%減の38,491トン、一般ゴム向けが▲4.6% 減の9,692トンのほか、非ゴム向けが2.2%増の3,110トンだった。 生産は前年同月比3.7%増の50,983トンだった。 9月の輸入量は%前年同月比26.0%増の16,725トン。中国からの輸入が9,074ト ンと54%を占め次いでタイ、韓国の順。輸出は24.4%増の4,295トンだった。 ニュースリリース参照 需給実績 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415164747.xls 品種別実績 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1415164747.xls ---------------------------------------------------------------------- ◆人事/決算 ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 三井化学・第2四半期大幅改善 営業利益69%増 三井化学が5日発表した14年4-9月期連結決算は、営業利益が前年同期比69.1% 増益の186億円だった。 売上高は6.1%増収の7,760億円、純利益は7倍強の74億円と大幅回復した。 セグメント別では石化部門の収益が回復し、寄与した。売上高は前年同期比49 5億円増加の2,908億円、営業利益は25億円増加の123億円だった。 通期予想を上方修正。 配当も中間配を無配としていた前回予想を修正し、1株2円配当を実施する。こ れにより年間配当予想も2円増加して5円と修正した。 【三井化学・第2四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前年同期増減 率% ◇売上高     775,959(6.1) ◇営業利益     18,579(69.1) ◇経常利益     19,428(81.3) ◇当期純利益    7,36(616.3) ◇1株当たり純利益  7.36円(1.03円) <2015年3月期・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )対前期増減率% ◇売上高   1,623,000(3.6) ◇営業利益    40,000(40.6) ◇経常利益    38,000(68.7) ◇当期純利益   14,000(-) ◇1株当たり純利益 13.98円 平成27年3月期 第2四半期連結決算概要 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415161799.pdf (英文) Summary of Consolidated Financial Results for Second Quarter of FY2014 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1415161799.pdf 第2四半期業績予想と実績値との差異及び配当予想の修正 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1415161799.pdf ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 帝人・第2四半期、最終損失223億円 帝人が5日発表した2014年4〜9月期連結決算は最終損益が223億円の赤字だった。 売上高は素材事業を中心に増収基調となったがパラキシレンの生産・販売中止 の影響を受けた。 抜本的な構造改善に取り組むため422億円の特別損失を計上。(関連記事:別 掲) 【帝人・第3四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前年同期増減率% ◇売上高       377,399(△1.2) ◇営業利益      12,127(133.8) ◇経常利益       14,042(242.3) ◇当期純利益      △22,346(-) ◇1株当たり純利益   △22.74円(4.65円) <平成27年3月期・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )対前期増減率% ◇売上高    780,000(△0.6) ◇営業利益    25,000(38.3) ◇経常利益    23,500(18.2) ◇当期純利益   △20,000(-) ◇1株当たり純利益 △20.35円 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415177777.pdf ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 三菱ガス化学・第2四半期、純利益215億円 16%増 三菱ガス化学が5日発表した2014年4〜9月期連結決算は最終利益が前年同期比1 5.5%増の215億円と順調だった。 営業利益は円安により輸出採算が改善したものの半導体向け製品や電子材料、 汎用化学品事業が振るわず減益。海外メタノール事業は年初の市況高騰や円安 の影響で増益となった。 【三菱ガス化学・第3四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前年同期増 減率% ◇売上高       267,861(0.5) ◇営業利益       6,308(△37.8) ◇経常利益       23,953(10.4) ◇当期純利益      21,508(15.5) ◇1株当たり純利益   47.62円(41.23円) <平成27年3月期・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )対前期増減率% ◇売上高    540,000(1.0) ◇営業利益    14,000(21.9) ◇経常利益    40,000(29.8) ◇当期純利益   30,000(101.1) ◇1株当たり純利益  66.42円 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415164783.pdf ---------------------------------------------------------------------- 2014/11/05 タカラバイオ・純利益78%増 研究用試薬好調 タカラバイオが5日発表した2014年4〜9月期連結決算は増収増益で最終利益は 前年同期比78%増の404百万円となった。 売上高は主力の研究用試薬が円安の影響も加わり前年同期を大きく上回った。 利益面では研究開発費、販売費、一般管理費が当初計画を下回り利益を押し上 げた。 【タカラバイオ・第2四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )対前年同期増 減率% ◇売上高     10,971(6.8) ◇営業利益    625(37.6) ◇経常利益      701(42.0) ◇当期純利益     404(77.6) ◇1株当たり純利益   3.36円(1.98円) <平成27年3月期・通期(連結)予想>単位:百万円 ( )対前期増減率% ◇売上高     25,200(5.4) ◇営業利益     2,000(2.4) ◇経常利益     2,380(6.2) ◇当期純利益    1,480(0.7) ◇1株当たり純利益 12.29円 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1415172134.pdf ---------------------------------------------------------------------- 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