日立化成子会社、くる病・骨軟化症診断薬 保険適用
日立化成は17日、子会社の日立化成ダイアグノスティックス・システムズ(本社:東京都中央区、柳田誠社長)が、FGF23関連 低リン血症性くる病・骨軟化症の体外診断用医薬品「デタミナーCL FGF23」の測定項目である、「FGF23」について、厚生労働省から保険適用を受けたと発表した。

低リン血症やくる病・骨軟化症は病因が多岐にわたり、その臨床症状も類ていることから、従来は病因の鑑別が困難だった。日立化成ダイアグノスティックス・システムズは長年の知見を活かし、病因の一つである血清中の線維芽細胞増殖因子23(FGF23)の濃度を測定する体外診断用医薬品を開発し、昨年、製造販売承認を取得した。

「デタミナーCL FGF23」を使用することで、低リン血症やくる病・骨軟化症の病因の鑑別を助けることができ、早期の治療開始や病因に応じた治療法の選択など、治療に貢献する。また、同社の全自動化学発光免疫測定装置を使用することで、血清中のFGF23濃度を迅速かつ高精度に測ることができる。


ニュースリリース参照
https://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/information/2019/n_191017f7.html

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