4月のPPフィルム出荷、延伸・無延伸とも堅調続く
日本ポリプロピレンフィルム工業会は26日、4月の延伸フィルム(OPP)と無延伸フィルム(CPP)の生産・出荷実績を発表した。両フィルムとも国内向け出荷は好調で、OPPは昨年8月以来9カ月連続の前年比プラスとなった。輸出はいぜん低調。

■OPPフィルム(延伸フィルム)
 4月の生産は18.2千トン(前年比91.3%)と、今回に入り初めて前年を下回った。たが、国内出荷は21.0千トン(102.9%)と堅調で、輸出は同69.4%の231トンと振るわなかった。出荷計は21.0千トン(102.0%)と前年を上回った。
 出荷内訳(内需)を前年比でみると、食品(103.7%)、工業用・他(99.2%)、繊維・雑貨(102.9%)で、食品容器向けが全体を大きくけん引。
 
■CPPフィルム(無延伸フィルム)
 4月の生産は14.2千トン(104.1%)だった。国内出荷は14.9千トン(104.9%)と順調、輸出はいぜん足踏み状態。出荷トータルは内需の増加に支えられて15.3千トン(105.0%)と引き続き高水準での推移となった。
 国内出荷の内訳は3分野のうち食品用が15.6千トン(106.5%)と断トツ。繊維・雑貨用はほぼ前年並み、工業用はいぜん前年を下まわった。
  
OPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1653527958.pdf

CPP
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1653527958.pdf

出荷
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1653527958.pdf

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