| 2004年02月27日 |
| トピックス |
PVCのMRでは、このほか、他のプラスチック業界に見られない注目すべきトピックスもいくつか挙げることができる。 その一つは、01年4月の「鳥取県西部地震における塩ビ建材災害廃棄物のリサイクル活動」だ。(写真参照:http://www.chem-t.com/link/science/images/recycle.jpg) これは、00年10月6日に発生した鳥取県西部地震によって倒壊した家屋から排出した塩ビ製のパイプ、雨どい、波板といった各種建材をJPECで引き取ってパイプにリサイクルしたりセメント原燃料やレジンに再利用したもの。災害廃棄物のリサイクルはこれが世界で初めてとあって、世間の注目を集めると同時にPVC製品の易リサイクル性を改めて世の中に広く知らしめることにもなった。 もう一つの大きなトピックスは、03年2月に排水用途の再生硬質塩ビ管が国の「グリーン購入法の特定調達品目」の指定を受けることができた点だ。対象となったのは、リサイクル発泡三層管(建物排水用リサイクル発泡三層硬質塩化ビニル管=AS59)、REP管(排水用リサイクル硬質塩化ビニル管=AS58)、リサイクル三層管(下水道用リサイクル三層硬質塩化ビニル管AS62)の三品種。(それぞれの構造:パンフレットのURL) うちリサイクル発泡三層管とREP管は国土交通省の「機械設備工事共通仕様書(平成13年度版)」に記載され、また東京都や愛知県をはじめとした多数の都道府県や政令指定都市の「標準仕様書」にも記載されている。 さらにリサイクル発泡三層管は、都市基盤整備公団の「保全工事共通仕様書」の記載製品の一つにもなっている。このため、ここにきて国の出先機関や多くの自治体からの引き合いが活発化、また、大手ゼネコンからの問い合わせや引き合いも急増しているので、遠からず多くの拠点で本格採用がスタートすることになる公算が強い。 また、昨年11月の「びわ湖環境ビジネスメッセ」でも注目を集めた電気冷蔵庫ドアの塩ビ製ガスケットのリサイクルシステムの開発もトピックスの一つに挙げられる。 これは、長年にわたって焼却処理か埋め立て処理されるだけであった塩ビガスケットを本体から分離して中のマグネットを取り除いたあとで粉砕し、合成木材用原料として利用していくというもの。 塩ビ業界と家電メーカーの共同研究の産物で、このシステムを活用するとリサイクルしない場合に比べて環境負荷を大幅に低下させる(環境効率を高める)ことができる。この点を多くの人々に知ってもらえたことは大きな意味があるとと言える。 |