2004年02月27日
MRの今後の展望と課題

 すでに詳しく述べたように、PVC業界によるMR活動は様々な分野で多くの成果を上げてきた。これが、一時期大きくクローズアップされた“謂われなき”あるいは“過剰な”塩ビ忌避の動きに対して極めて大きな抑制効果を発揮してきた点は多言を要しないところだ。

 今後も、信頼感を一層確固たるものにするためにもMRの拡大は不可欠と言える。差し当たり、塩ビ管のリサイクルのもう一段の拡大とグリーン購入法の特定調達品目の指定を受けた優位性をフルに生かし、市場開拓活動のより積極的な展開が課題として挙げられよう。また、塩ビ管・継手協会の「契約中間処理会社システム」の確立などのようにこれまでにないキメの細かい収集・リサイクルシステムの構築も重要テーマと言えよう。
 
 ただし、PVC廃棄物は、建築廃材に象徴されるように「汚れのひどいものが多いのが特徴であり、したがってMRだけで有効利用率を大きく引き上げていくのは容易でない」(日野清司・VEC資源環境委員会委員長・大洋塩ビ社長)のが実情でもある。このため、さらなる工夫でMR率を少しでも高める努力を続けるかたわら、リサイクル効率のより高い手法に本腰を入れた研究開発と実用化への挑戦がいよいよ重要となってくると言えそうだ。