2002年12月13日
米国からアジアに再びプロピレンが流入
月間2万t前後が3ヵ月続くとの見方も
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:エクソンモービル

 大手商社が入手した情報によると、米国からアジア地域に対して再びプロピレンが流入しはじめた模様。
 
 詳細は明らかでないが、11月からフィリピン、インドネシア、台湾、韓国などに到着しつつあり、来年1月まで続く見通しにある。月間平均2万tていどになるとの見方が多い。全量がユーストンから積み出されたFCCプロピレンと見られている。今年8月から10月までと同様の事態となっている。
 
 アジア地域ではかねてからPP、AN、ABSなどの誘導品の需要が活発なため原料プロピレンが品不足気味に推移してきていた。そうした中でシンガポールのエクソンモービルの大型エチレンプラントがトラブルを起こして運休、また日本や台湾でエチレンプラントの定修が相次いだこともあって秋以降は需給が完全に逼迫している。
 
 一方の米国ではFCCプロピレンの供給力が豊富な状態が続いており、しかも欧州がアジアと異なりプロピレンの需給がだぶついているので、再度、複数のリファイナリーが余剰分をアジアに振り向けるようになってきたものと見られる。