| 2002年12月27日 |
| 「バイオマス・ニッポン総合戦略」が27日の閣議で了承 |
| 廃棄物系バイオマスの炭素量換算で80%以上を利活用 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:なし |
農水省をはじめとした関係省庁が協力して推進しようとしている「バイオマス・ニッポン総合戦略」が27日の閣議で了承された。 このプロジェクトは、(1)地球温暖化の防止(2)循環型社会の形成(3)競争力ある新たな戦略的産業の育成(4)農林漁業、農山漁村の活性化--を目的に、廃棄物系バイオマスや未利用バイオマス資源などの利活用を国が強力に推進していこうというもの。廃棄物系バイオマス、未利用バイオマス、資源作物の賦存量の合計は、エネルギー換算約1,300PJ(原油換算約3,500万KL)、炭素量換算3,300万t(わが国の生産プラスチックの全炭素量の約3.3倍相当)になるというのが農水省などの見込み。 具体的な目標としては、廃棄物系バイオマスを炭素量換算で80%以上、未利用バイオマスを炭素量換算で25%以上利活用していくことを掲げていく。 その実現のための基本的戦略としては以下の項目が挙げられている。 (1)バイオマス利活用推進についての全般的事項=▽「バイオマス情報ヘッドクォーター」の創設▽バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議の設置▽推進のための法制度の検討▽バイオマスの効率的な利活用が可能となる社会システム設計に関する研究開発、実証試験の実施▽モデル地域において関係省庁が連携して総合的対策を実施▽バイオディーゼル燃料の競争条件の整備の検討に向け、導入のメリット・デメリットについてわが国の事情も踏まえて評価を開始。 (2)バイオマスの生産、収集、輸送に関する戦略=▽効率的な収集・輸送システムの構築▽容易に腐敗しないなどの一定の要件を満たす廃棄物バイオマスに係わる再生利用認定の拡充を検討▽構造改革特区の活用によるバイオマスの効率的生産。 (3)バイオマスの変換に感する戦略=▽変換技術の開発・実用化促進▽モデル的施設整備に対する支援▽同様の性状を有するバイオマスの処理を行なう廃棄物処理施設の設置の許可手続きの合理化を検討。 (4)バイオマスの変換後の利用に関する戦略=▽バイオマス由来プラスチックのグリーン購入法特定調達品目としての取り扱いについて検討▽新エネ促進法において、バオマス発電を他の新エネルギーと同様の扱いに▽環境保全型農業の推進▽バイオマス発電を含め地域分散型電源による電力供給の容易化▽バイオマス由来の自動車燃料の品質評価、安全・環境性能評価、走行実験を行なうとともに、導入のメリット・デメリットについてわが国のジ事情も踏まえて適切な評価を開始。 |