2003年01月07日
武田VEC会長「リサイクル率向上など一層の努力必要」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:旭硝子、クレハ、セントラル硝子、塩ビ工業・環境協会

 VEC(塩ビ工業・環境協会)の武田正利会長(鐘淵化学工業社長)は、7日に開催した賀詞交歓会で挨拶し、その中で新年の課題と展望について「昨年はセントラル硝子、旭硝子両社のポリマー撤退、呉羽化学のアライアンスなど、再編・統合が進んだが、今後もなお一層の努力が求められると思う」と、いぜん経営環境が厳しいことを強調した。
 
 一方、環境問題については、ダイオキシン対策特別措置法に基づく焼却設備規制が昨年12月に完全施行されたこともあり「実際にわが国の発生量はこのところ激減している。日本におけるダイオキシン問題は、ほとんどなくなったといっていい」と感想を述べるとともに、今後の課題として、リサイクル技術の開発研究やリサイクル率の向上、新市場の開発などを挙げ「一層努力していきたい」と語り、会員各社の協力を求めた。