2003年01月15日
三共、藤沢薬品両社、欧米での開発・販売事業で提携
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:三共、藤沢薬品

 三共と藤沢薬品工業の両社は15日、両社の開発候補品の欧米での開発・販売に関し提携することで合意したと発表した。

 まず三共が開発中のアゾール系経口抗真菌剤『CS-758』について、両社が欧米で共同開発し、同剤の欧米における共同事業化についてもライセンス契約の協議を行っていく。

 『CS-758』は、幅広い抗真菌スペクトルやフルコナゾール耐性カンジダ属に対する抗真菌作用を特徴としている。三共は、現在、米国で初期の開発を行っているが、真菌症治療薬に実績のあるパートナーとして、藤沢薬品と提携することにした。藤沢薬品は、これまでの抗真菌剤の国際的な開発に関する経験を活かし、欧米における『CS-758』の早期開発および事業化に貢献していく方針。

 また三共は今後、藤沢薬品の開発候補品の中から、三共の重点領域の一品目を検討し、欧米における開発・販売について提携を行っていくとしている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=559