2003年02月19日
26日から3日間、幕張メッセでナノテク展
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEC、住友ベークライト、日立製作所、三井物産、三菱商事、NEDO

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、日本貿易振興会(JETRO)、産業技術総合研究所(AIST)で組織するナノテク実行委員会は2月26日から28日までの3日間、幕張メッセで「ナノテク2003」国際ナノテクノロジー総合展を開く。同展は展示会とセミナー、シンポジウムで構成されている。入場無料だが、展示会は03-3263-7537(TEL 03-3263-6881)、セミナーは03-5770-0818(TEL 03-5770-5792)までFAXで登録。
 
 ナノテクノロジーは21世紀の新たな産業革命を引き起こす可能性を秘めたキーテクノロジーとして注目されている。世界各国で研究開発プロジェクトが進行中。その成果発信の場として同展が催されるもの。
 
 国際会議のプログラムとしては大木和雄(日鉱金属)、佐々木幹夫(三菱商事)、守谷恒夫(住友ベークライト)、吉田庄一郎(ニコン)の各氏らによるナノテクCEOフォーラム、2002年ノーベル化学賞の受賞者である田中耕一氏、1998年ノーベル物理学賞受章者のHorst Storme 氏(コロンビア大学)、2000年ノーベル物理学賞受章者の Zhores I.Alferov 氏(ロシア A.F.loffe)らによる講演などが行われる。
 
 テクニカルシンポジウムとしてナノエレクトロニクス(久保佳実・NEC基礎研、越田信義・東京農工大、矢野和男・日立中研、川勝英樹・東京大学、野田進・京都大学)やナノバイオ(石渡信一・早大、夏目徹・産総研、岡野夫・東京女子大)、材料ナノ(小宮山宏・東京大学、小園祐三・日立製作所、矢野拓道・三井物産)、ナノ医療などの発表が行われる。
 
 展示ハイライトとして炭素高機能材料、ナノガラス、ナノコーティング、21世紀のあかり、ナノメタル、ナノ粒子の合成の機能化、カプセル成形技術、精密高分子、ゲノムインフォマティクスなどが出展される。出展約170社。