2003年02月20日
ポリオレフィンの1月の出荷、久々に揃って前年超え
国内向けの大幅増が寄与、PS含めた汎用樹脂全てが伸長
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン3樹脂の1月の出荷数量は、久々に3樹脂揃って前年同月の実績を上回るかたちとなった。LDPEが4%、HDPEが2%、そしてPPが6%それぞれ前年同月を上回っている。3樹脂揃っての前年同月超えは2000年11月いらいのこと。
 PSも1%増となっているので、1月は汎用4樹脂それぞれの総出荷量が全て前年同月を上回ったことになる。
 
 これは、国内向けが4樹脂とも引き続き好調で前年同月を大きく上回ったことによるもの。LDPEとPPはともに7%増、HDPEは4%増、PSは8%増となっている。PPは5ヵ月連続、LDPEは4ヵ月連続、HDPEは3ヵ月連続、PSは7ヵ月連続の前年同月超えとなった。4樹脂揃っての国内向けの前年同月超えは、これで3ヵ月連続となった。
 LDPEの増加は、加工紙用の8%増と一般フィルム用の7%増に負うところが大きい。PPの場合は、押出成形用の15%増と射出成形用ならびにフィルム用の7%増とが効いている。また、HDPEの伸びの中では、大型中空成形用の32%増とその他用の29%増が目を引く。PSでは、雑貨産業用の16%増とFS用の13%増が特に目立つ。
 
 反面、輸出は昨年12月に続いて軒並み前年同月を下回った。LDPEが9%、HDPEが7%、PPが3%それぞれ縮小している。PSにいたっては30%もの減少となっている。うちPPは10ヵ月連続の前年同月割れとなった。HDPEは4ヵ月連続、LDPEとPSは2ヵ月連続の前年割れである。PPの不振が続いているのは、内需が好調なため輸出を絞らざるを得ないところが多いせいと見られる。他の3樹脂の減少は、記録的な伸びを遂げた前年同月の反動と見るのが妥当のようだ。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/03220006.tif