2001年12月26日
飾一が紙とガラスの「超越紙」、コンデンサー向け開拓
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

 飾一(かざりいち)の技術は「一見、和紙にみえる電気スタンドのランプシェード(かさ)が、拭いたり、洗ったりできる」というすぐれもの。

 紙にガラスをコーティングすることによって、ガラスの特性が加えられ、透明性も増す。製法はゾルーゲル法で無機材料を製作。具体的にはアルコール溶液にガラス質のアルコキシシランを溶かし、触媒を加えて撹拌・熟成する。この液剤を紙にコーティングすると紙の表面や空気中の温度と反応してガラスの基骨格であるシロキサン結合が起こる。この結合がポリマー化して、紙のセルロース繊維との3次元構造を生成しおよそ1~数10ミクロンの厚さの塗膜となる。

 同社は超越紙と透明フィルム状の超越紙、液剤の3本柱で事業展開していくが、壁紙や障子紙、インテリア製品、紙管などの産業用資材、木や金属など他素材へのコーティングの市場を開拓したいとしている。
 また、コンデンサー用セパレーターシート、農業用シート、ダンボール、自動車部品なども対象とする方針。