2003年02月26日
三井武田と日本触媒、不飽和ポリ新会社決る
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和高分子、大日本インキ化学工業、日本触媒、日立化成工業、三井化学、三井武田ケミカル

 三井武田ケミカル、日本触媒、三井化学の3社は26日、不飽和ポリエステル樹脂事業を統合し、4月1日付で合弁会社「ジャパンコンポジット株式会社」を設立、抜本的な事業再構築を図ると発表した。
 
 不飽和ポリエステル樹脂は主にFRP(ガラス繊維強化プラスチック)原料として使用されているが、需要の落ち込みと生産設備の過剰、価格低迷など事業環境の悪化が続いている。このため事業統合するもので、日本触媒は姫路工場の年産1万2,000トン、三井化学は大阪工場の同3万トン設備を2003年度中に停止する。
 
 新会社「ジャパンコンポジット」は資本金10億円(三井武田65%、日触35%)、本社を東京都中央区日本橋本町に置き、社長には三井化学理事大阪支店長の奥田三平氏が就任する。年間売上高は約180億円。

 国内の不飽和ポリエステル樹脂メーカーは、現在三井武田ケミカル、日本触媒両社のほか、日本ユピカ、大日本インキ化学工業(DIC)、昭和高分子、日立化成工業の6社だが、DIC、昭和高分子、日立化成の3社はすでに生産面で提携関係してる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=691