| 2003年03月04日 |
| 今年のアジア・中東のエチレン装置の増強は100万トン |
| めずらしく小規模にとどまる、極東は韓国の手直しだけ |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:なし |
わが国の大手商社ならびにエチレンセンター筋の調べによると、今年中にアジアと中東で完工するエチレンプラントの新・増設件数は例年になく少数にとどまることがはっきりした。 2月に完成したカタールのQ CREWN の年産(以下同)50万トンプラントが最大規模であり、それ以外は中国の遼陽石油化繊の30万トン装置、同じく中国の広州石油化工の10万トン設備、そして韓国のSGCの5万トンの手直し増強があるだけ。合計101万トンにとどまる。韓国・SGCの増強は6月に、また中国の2公司の工事はともに7月に完工の見通し。 アジアと中東では2000年から2001年にかけて大型エチレンプラントの新・増設が相次ぎ、この間のエチレン装置の総拡大規模は590万〜600万トンに達したと見られている。2002年は一段落したが、それでも年産量は、タイやマレーシアの増設に01年に完成したプラントの本格稼動も加わって250万トン前後増えた模様。 今年は、次の大増設が始まる2005〜2006年までの端境期に当たる感じだ。このため、アジア・中東のエチレンの需給はおおむねバランスすると見られる。しかし、誘導品の需要が急増しているプロピレンのバランスは急速にタイト化が進むことになりそう。大手商社の中には、今年のアジア地域におけるプロピレンの不足量は117万トンになると見ているむきもある。 |