| 2003年03月26日 |
| コニカ、有機EL用発光材料で研究成果 |
| 今月末の横浜での物理学会で発表 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:なし |
コニカ(042-589-8362)は高分子系のりん光系有機EL(エレクトロルミネッセンス)発光材料で、新技術を開発したことを明らかにした。共同研究先のNHK放送研究所との共同で今月27日から30日まで横浜の神奈川大学で開かれる第50回応用物理学関係連合講演会(応用物理学会)で発表する。コニカは28日午後。事務局は045-491-1607。 コニカの技術は高い三重項エネルギーを持つ新規カルバゾール誘導体を用いたりん光EL素の開発で、このほかにも青色りん光有機EL素子における高効率化研究を進めている。 現在、開発が進められている低分子系りん光発光材料では、発光層中のりん光発光材料の濃度が高くなると、りん光発光材料分子間の相互作用により発光効率が極端に低くなる「濃度消光」呼ばれる問題が生じるため、ホストとなる材料に少量をドープして用いることが必要になっている。 コニカが開発した高分子系発光材料はりん光発光材料であるイリジウム錯体に特殊な物質を導入して、濃度消光を抑制させるものといわれる。これによって4倍の輝度(7,000cd/〓)がえられたもよう。 28日の同講演会では大日本インキ化学がイリジウム錯体にポリパラフェニレンπ共役鎖を導入、このπ共役鎖がイリジウム錯体周囲を立体的にブロッキングして相互作用を防げ、濃度消光を抑えて、ホスト材料を用いなくとも十分な発光輝度を得るという技術を発表することにしている。同社は信州大学谷口教授とこの材料を使用した有機ELの特性評価を共同で実施している。 |