| 2003年03月26日 |
| 住化の米国子会社、ロモンの「植物生長調節剤」販売権取得 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は26日、子会社を通じて100%出資しているベーラント・バイオサイエンス社(VBC、米国イリノイ州)が、中国・四川省のロモン・バイオテクノロジー社から、中国、台湾を除く全世界での「植物生長調節剤」アブシジン酸(ABA)の独占的開発販売権のライセンスを受けることになったと発表した。 ABAは、天然に存在する5種類の主要な植物生長調節物質の一つで、環境ストレスへの応答、休眠、成熟、老化、生長など、植物のさまざまな生理過程での制御に重要な役割を担っている。特に、植物が行う蒸散の調節に中心的な役割を果たすため、乾燥、降雨過多、極端な温度などが引き起こすストレスに対処するための優れた道具となり、環境に大きな負荷をかけることなく、作物収量や品質の向上、自然条件の変動に影響されにくい安定的な作物生産などが可能となる。休眠、成熟、老化の調節についても今後、利用法の広がりが予想されるという。 【ロモン・バイオテクノロジー(Lomon Bio Technology Co., Ltd.)社】 本社: 中国四川省成都 設立: 2000年 社長: 范先国氏 株主: ロモン社(中国四川省、飼料用リン酸カルシウム等製造販売大手)、 中国科学院成都生物研究所 事業内容: 植物生長調節剤の研究開発、生産、販売 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=792 |