2003年04月17日
「世界の石化製品需給」日米欧伸びず、中国市場が牽引
経産省まとめ、世界のエチレン01〜07年平均5%の伸び
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:なし

 経産省化学課は17日、2001〜2007年を視野に入れた「世界の石油化学製品の需給動向」をまとめた。これまでに明らかにされた新増設計画を国別・品目別に集計して生産能力を産出したほか、国ごとにGNP成長率をベースに需要見通しを算出し、需給バランスを予測した。同じく世界の芳香族製品の動向もまとめた。概要は以下の通り。
 
【世界のエチレンと誘導品】
◇2001年の世界のエチレン系誘導品の需要は92.1百万トン(前年比3.9%増)、2002年は95.6百万トン(3.9%増)で、北米、欧州、日本は微増ないしマイナスだったが、中国の伸びが9.9%増と大きく、全体の数字を引っ張った。

◇2002年以降の需要見通しを、世界経済の安定成長を前提に積み上げると、2001〜2007年の世界全体の需要の伸びは、年平均5.0%、07年の需要量は123.3百万トンとなる。地域別ではアジア地域が年平均6.0%。特に中国の伸びが大きく、1ヵ国だけで07年までに7.9百万トンの増加が見込まれる。

◇日本の需要は02年の実質5.6百万トンから、今後ある程度の経済成長を見込んでも、製品輸入の拡大、ユーザーの海外移転等から、07年は5.7百万トン程度と見通した。

【世界のプロピレンと誘導品】
◇プロピレンの主要誘導品であるポリプロピレンとアクリロニトリルの世界の需要(プロピレン換算)は、01年の36.9百万トンから07年には52.3百万トン(年率6.0%)に増加が見込まれる。アジア地域が年率6.9%、北米5.5%、西欧3.7%。中国は10.3%の高い伸びが予想される。

◇原料プロピレンの需要量は01年の54.7百万トン(前年比6.1%増)から07年には70.0百万トンに達する見通し。生産能力は01年の66.4百万トンから07年には75.7百万トンに増加する(年率2.2%)見通し。アジアの需要超過が大幅に拡大し1.7百万トンの輸入ポジションとなるも通しである。


●エチレン
http://www.chem-t.com/link/data/miti/p20031.html

●プロピレン
http://www.chem-t.com/link/data/miti/p20032.html

●芳香族
http://www.chem-t.com/link/data/miti/p20033.html