2003年06月04日
ベンゼンの国際相場、各地で底離れ
米の6月のスポットは130セントに
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:エクソンモービル

 ベンゼンのスポット相場が各地で底を打って上昇に転じてきた。シェルやエクソンモービルなどサプライヤ−各社が採算確保のため相次いで値上げを打ち出してきたことによる。

 国際相場の指標である米国の6月のスポット価格は1ガロン当たり130セントに引き上げられている。従来の平均を5セント上回っている。

 これに伴い、アジア地域のスポット価格も底を打ち、直近のCFR価格はトン当たり380〜400ドルとなっている。5月に比べると同40〜50ドルのアップとなる。

 ベンゼンの国際相場は今年に入って激しく上下動してきた。米国のコントラクト価格を例にとると、1月にガロン当たり157セントであったのが2月には195セントに暴騰、3月いったんは183セントに下がったものの、4月には190セントに反騰し、需要業界を混乱させてきた。商社筋では、それがここに来てようやく落ち着きを取り戻しつつあると判断している。

 原油ならびに石油製品全体の国際需給バランスの混乱が終息の時期に入ったことが大きな要因と見られる。こ状態が続けば、スチレンモノマーをはじめとした各種誘導品の国際市況の安定化も図れることになりそう。