2003年06月09日
住友電工、台湾での白色LED生産を開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 住友電気工業は6月から台湾で白色発光ダイオード(LED)の製造・販売を始めた。同社は中国や東南アジアの市場を対象にした事業活動を行うため台湾の電子機器メーカー、プロコンプ・インフォマティクスと合弁で「博友光電」をことしの春設立、新竹市の科学工業園区内に工場を建設していた。資本金は1億5,000万新台湾ドル(約5億3,000万円)でプロコンプ60%、住電工40%の出資比率。
 
 住電工はZnSe(セレン化亜鉛)白色LEDのエピタキシャル工程およびチップ・ランプ工程のライセンスを新会社に供与した。住電工としては原材料の供与を行うとともに、白色LEDを日本に輸入することにしている。
 
 白色LEDは携帯電話用バックライト光源や自動車用照明、室内・室外照明などに急速に用途が拡大している。
 
 同LEDは低電圧で駆動し、色調が白熱電球に近い。博友光電は当初、月間100万個から生産を始め2004年には360万個体制にのせる計画。
 
 住電工は1990年代初めにZnSe青色レーザーダイオードの研究開発をてがけ、その一環として白色LEDの開発に成功した。プロコンプはガリウムひ素半導体で世界有数のエピタキシャルウェハ製造会社であり住電工のひ素基板の重要な顧客でもある。年間売り上げは約230億円。
 
 住電工としては大阪製作所のパイロットプラントで白色LED生産(過去2年で約100万個ていど生産)を行ってきたが、なお余力があるため中国、東南アジア市場向けにまず重点を置き、漸次、台湾での製品も輸入する方針。