| 2003年06月10日 |
| 日本メジフィジックス、PET検査用診断薬事業に進出 |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学と英アマシャムグループの合弁会社、日本メジフィジックス社は10日、悪性腫瘍等の早期診断に有用とされるPET検査(ポジトロン断層撮影)用診断薬事業に本格進出すると発表した。 PET検査は、放射線を放出する微量の薬剤を患者に注射し、薬剤が病気の患部に集まる様子を体外から撮影して、病気の状態を診断する画期的な画像検査法で、2002年4月に、18FDGを用いたポジトロン断層撮影が医療保険に適用されたのを機に、PET検査に対する医療機関の需要は急速に高まりつつある。 PET検査に使用される放射性同位元素の半減期が約2時間と、従来から医療に使用されている診断用放射性同位元素の半減期(6~72時間)と比較してはるかに短いなどの特徴がある。既存の製造施設(2箇所)と共同開発者(1箇所)からの供給だけでは不十分なため、新たに次の6カ所に検査用薬剤の研究・開発、製造拠点を順次開設していく。 ◇開設地:北海道(札幌市)、東京都(江東区)、愛知県(豊田市)、京都府(八幡市)、 岡山県(岡山市)、福岡県(久留米市) ◇着工時期:5月26日の札幌ラボを皮切りに順次着工 ◇竣工予定:2004年春~夏 ◇総投資額:約120億円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/030610sumitomo.pdf |