2003年06月10日
中環審の専門委、大気汚染物質の健康リスク評価で意見まとむ
環境目標設定のためにまずは指針値の設定が必要と結論
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

 中央環境審議会大気環境部会の下部組織の一つである「健康リスク総合専門委員会」は10日、第3回会合を開いて「今後の有害大気汚染物質による健康リスクの評価のあり方」について意見を交わした結果、「環境基準が設定されていない物質それぞれに指針値を設定するのが妥当」との結論をまとめた。
 
 これは、有害大気汚染物質のうち環境基準が設定されていない物質に対しては“定量的な評価結果に基づく環境目標値の設定の一層の促進が急務”と判断、ついては“数値の算定に必要となる有害性評価に係わる環境目標値の一つとして、環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値を設定すべきだ”との見解をまとめたもの。設定に当たっては、科学的信頼性が高い疫学研究または動物実験データに基づいて算出された数値など有害性評価の実施が必要と指摘している。
 こうした基本的な考えに沿って、同専門委員会では、環境基準が設定されていない15物質について順次指針値を検討しパブリックコメントの募集を経て中央環境審議会大気環境部会に報告していく。