| 2003年06月17日 |
| 「化学工業の海外事業は増収増益」経産省調査 |
| 【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:なし |
「日本企業の海外売上高は増加し、海外生産比率も上昇したが、利益は減少した」などとする報告書がまとまった。経産省が17日、「2002年度海外事業活動基本調査概要」として発表した。化学工業の海外事業活動は好調で、売上高5兆1,517億円(前年比4.5%増)、経常利益も年度ごとに着実な増加を示している。 調査は、2002年3月末時点で海外に現地法人をもつ主要企業の本社3,371社を対象にアンケートした。回答数は2,092社(62.1%)。概要は次の通り。 【売上高】 2001年度の海外現地法人の売上高は、139.4兆円(前年度比4.6%増)で過去最高となった。製造業64.0兆円(4.1%増)、非製造業70.9兆円(5,0%増)と、ともに増加。地域別では北米が59.5兆円(5,4%増)、アジア35.9兆円(▲1.4%減)、ヨーロッパ26.8兆円(▲1.0%減)となった。 製造業では、輸送機械の売上高が23.52兆円(14.6%増)ともっとも高く、次いで情報通信機械17.27兆円(3.3%増)、化学工業5.15(4.5%増)、電気機械3.12兆円(▲14.4%減)となっている。化学工業の02年度見込みは5.58兆円(8.4%増)。 【海外生産比率】 2001年度の製造業における海外生産比率は16.7%(前年度比2.1ポイント上昇)と、これまでの最高値となった。海外比率が高いのは、輸送機械の44.1%。次いで電気機械27.6%、鉄鋼19.4%、化学14.5%の順。化学は99年度11.5%、00年度13.2%と年度ごとに海外比率が上昇している。 【収益状況】 2001年度の現地法人の経常利益は、2兆2,704億円で、前年度比▲27.7%の減少となった。製造業は1兆1,546億円(▲33.6%)、非製造業1兆1,158億円(▲20.5%)でともに減益。売上高経常利益率は2.0%で▲0.9ポイント低下した。 化学工業の経常利益は2,990億円で前年度比3.4%増加した。化学工業は98年度の2,130億円から、99年度2,468億円、00年度2,893億円と、着実な増加をみせている。 【設備投資】 製造業の2001年度の設備投資額は2兆2,532億円(▲4.4%)と減少した。地域別ではアジアが8,353億円(▲13.4%)、ヨーロッパ3,013億円(▲13.1%)でともに減少。アジアのうち中国は2,020億円(▲18.2%)。 業種別では、電気機械が4,643億円(▲37.4%)と大幅減少。輸送機械は9928億円(53.8%増)と2年連続増加し、過去最高、化学は2,621億円(9.0%増)だった。 |