2003年06月30日
住友化学、コンプライアンス体制強化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

 住友化学は30日、コンプライアンス経営の徹底を図るため、企業活動の基本的な行動基準を「住友化学企業行動憲章」として正文化したと発表した。また全社員が適法適正に行動するための指針として「住友化学企業行動要領」を制定、7月1日から実施する。さらに、「企業行動要領」をマニュアル化し、国内外のグループ会社にも導入して、コンプライアンス制度を確実に実践していくとしている。

 同社はこれまで「私たちの行動指針」をはじめとする社内規程や「行動指針遵守委員会」などの組織体制を整備し、グループ会社も含めてコンプライアンス経営に努めてきた。しかし、経営環境がグローバル化する中、当社が世界の市場で責任ある企業市民としてより積極的に活動していくためには、社員一人ひとりが高い倫理観をもって行動することがますます重要になると考え、経営者の明確な参画表明のもと、コンプライアンス体制を大幅に強化した。

 新たなコンプライアンス制度では、今回設置した数名の役員から構成されるコンプライアンス委員会が、従来からのコンプライアンス体制の上位組織として全社を横断的に監視し、必要に応じて改善勧告をする使命と権限を持つ。部長以上の役職員を行動遵守責任者とし、企業行動要領を遵守する旨の誓約書を提出させる。またコンプライアンス制度の効果的な推進を図るため「スピークアップ制度」を導入した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=1131