2003年07月02日
「石化センター11社の収益改善」経産省集計
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工、住友化学、東ソー、東燃化学、三井化学、三菱化学

 経産省化学課は2日、「2002年度のエチレンセンター12社の収益は前年に比べて大幅に改善された」とする集計結果を発表した。
 
 エチレン生産量は、国内景気の緩やかな回復もあって内需が増加したことにより、728万3,000トン(前年比101.1%)と微増だった。しかしセンター11社の売上高は、数量の回復に製品価格の値上がりが寄与して、2兆5,948億円(108.2%)と増加。合理化などコスト削減努力も効果をあげ、売上高経常利益率は1.7%と1.4ポイント上昇した。
 
 集計対象は出光石化、大阪石化、山陽石化、昭和電工、住友化学、東ソー、東燃化学、新日石化学、丸善石化、三井化学、三菱化学の11社。
 
センター11社の収益状況は以下の通り。 

【石油化学部門(単体)】単位:億円、カッコ内は前年比%
◇売上高    25,948(+8.2)
◇営業利益   618(+192.7)
◇経常利益   432(+474.6)
◇売上高利益率 1.7%(0.3%)
 
【全社(単独)】
◇売上高    38,236(+6.1)
◇営業利益   1,319(+110.2)
◇経常利益   1,186(+86.8)
◇売上高利益率 3.1%(1.8%)

【石油化学部門(連結)】
◇売上高    36,025(+9.9)
◇営業利益   1,236(+92.2)
◇売上高利益率 3.4%(2.0)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/03702002.tif