2003年07月16日
バイエル ケミカルズ首脳が会見「機能性化学品に重点」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:バイエル

 ドイツ・バイエルは、7月1日付の組織改正で化学品事業部が独立し「バイエル ケミカルズ」が発足したが、バイエル ケミカルズのウルリッヒ・ケム代表と、日本法人バイエル ケミカルズ ジャパンのエッカード・ベンデロート社長は16日記者会見し、化学品事業の現状や、今後の戦略などについて語った。
 
 ウルリッヒ・ケム氏は、この中で「化学品事業グループの2002年度の売上げは33億ユーロ、日本での売上げは、景気の低迷もあって前年比2%減の330億円だった。今後は機能性化学品、医薬・農薬向け中間体の受託合成、基礎化学品の3領域を中心に、革新的なソリューションを提供していきたい。汎用化学品から機能性化学品へと事業を移行する戦略を立てている。2006年度までに売上高利益率を12%に引き上げるのが目標だ」と語った。
 
 またエッカード・ベンデロード氏は「バイエルは日本には古い歴史を持っている。これからは、GNPプラス%の上乗せという従来の目標以上の成果を上げていきたい。そのためには、紙力向上剤やPET樹脂、難燃剤など、高い技術力と品質をもった高機能分野を強化していきたい。市場は成熟していても、繊維や皮革の加工、処理分野などのニッチ分野は欧米で求められており、日本でもまだ伸びる余地はあると思う」と抱負を述べた。