2003年07月17日
ポリオレフィンの国内向け出荷も前年割れが続く
6月は3樹脂ともに3%の縮小、輸出はLDとPPが著増
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン3樹脂の6月の出荷数量は、LDPEとPPがともに前年同月を3%上回ったが、HDPEは6%の減少となった。

 この中で特に目を引くのは、国内向けが3樹脂全て前年を3%下回っている点だ。3樹脂揃っての前年同月割れは5月に続いて2ヶ月連続となった。うちHDPEとPPは3ヶ月連続の前年同月割れである。PSも3ヶ月連続して国内向け出荷が前年同月を下回っており、国内出荷に関しては汎用樹脂全体が不調局面に入った感じだ。現にこれらの樹脂業界の間には、「1〜3月期に発生した先行需要の反動も一部には見られるものの、それ以上に実需が落ち込んでいる印象が強い」と事態を深刻に受け止める向きが多い。

 一方の輸出は、HDPEが23%もの減少となったが、LDPEは逆に62%増となりPPも90%増と著しい伸びを遂げた。LDPEとPPの大幅増は、中国の需要とオファー価格がともに回復してきたことと、国内の需給に緩みが生じてきたことよるもの。両樹脂の総出荷数量がいずれも前年同月を3%上回ったのは、輸出がこのような異例の大幅増となったため。HDPEの輸出の減少は、生産の大幅な縮小(24%減)に伴う在庫不足によるものと見られる。