2003年07月17日
バイエル ケミカルズ社長、EU化学品規制「容認」発言
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:バイエル

 ドイツ・バイエル ケミカルズ社のウルリッヒ・ケム社長は16日の記者会見で、EU環境総省が準備している「欧州新化学品規制」(REACH)について、「バイエルとしてはすでに十分なデータをもっているので、追加テストの必要はないし影響はまったくない。今回の規制は、私たちのレスポンシブル・ケアに対する考え方に通じるものがある」と、新規制を「容認」するととれる見解を示した。
 
 記者団からの「影響はあるか」との質問に答えたもので、「化学会社として、環境や安全に関するテストは、これまでも自分で十分にやってきている」点を強調し「影響はまったくない」と語った。
 
 しかし同社長は、そのあとで「われわれには影響はなくても、ユーザーにはいちいちテストが必要になるし、影響は出てくる。行政当局から強制されると、工場をアジアへ移転するところも出てくるかもしれない。ユーザーが出て行けば、バイエルも移転するようになるかもしれない」と、含みをもたせた。