2003年07月24日
PPフィルムの6月の出荷、前年を2.7%下回る
1〜6月の累計は1Qの好調がきいて3.8%増に
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が24日に集計したところによると、OPPフィルム(PP延伸フィルム)とCPPフィルム(PP無延伸フィルム)の6月の出荷数量は、両品種合計で3万865tとなった。前年同月の実績を2.7%下回っている。2ヶ月連続の前年同月割れとなった。

 うちOPPは1万9,616tで3.1%減、CPPは1万1,249tで2.1%減となっている。OPPは2ヶ月連続の、CPPは3ヶ月連続の前年同月割れである。両品種とも、最大消費分野の食品包装向けが前年を割り込んだのが響いている。OPPの食品包装向けは1万3,339tで1.9%減、CPPの食品包装向けは9,636tで1.9%減であった。OPPの同分野向けは2ヶ月連続して、またCPPの同分野向けは3ヶ月連続して前年同月を下回った。いずれも、1月から3月まで続いた前倒し需要の反動が出た結果と見られている。
 
 この結果、1月から6月までの総出荷数量は19万6,820tとなった。前年同期を3.8%上回っている。1〜3月期が9万7,527tで、前年同期を8.5%上回ったことによるもの。4〜6月期は9万9,293tで、0.4%減に終わっている。上期トータルの内訳は、OPPが12万5,169t、CPPが7万1,651tとなっている。前年同期比は、OPPが5.0%増、CPPが1.7%増となっている。主力の食品包装向けは、OPPが8万5,994t(6.1%増)、CPPが6万587t(1.5%増)--とかろうじて前年を上回っている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/03724002.tif