| 2003年07月28日 |
| IDTech のアモルファスシリコン有機ELに注目 |
| LCD、PDP市場にも参入か |
| 【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:なし |
フラットパネルディスプレイ(FPD)の画面大型化、高精細化、高輝度化をめぐってLCD(液晶ディスプレイ)とPDP(プラズマディスプレイ)のメーカーが競合を繰り返しているが、アモルファスシリコンTFT(薄型トランジスタ)を基板とする有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイの画面大型化(20インチ型)に、日本IBMと台湾のチメイ・オプトエレクトロニクス(CMD)の合弁会社であるIDTech が見通しをつけたことから、LCD、PDPと三つどもえの市場争いに突入するのではないかとの見方も出はじめている。 現在はPDPが70型から100型、LCDが40型から60型のFPD市場を押える形になっている。しかし、電力多消費型といわれてきたPDPのコストダウンが進みつつあることもあって、PDPがLCD市場にも参入する公算ガ強い。こうしたなかで有機ELが低コスト、大画面に向うとなると、まさに激突の様相が見込まれるわけである。 IDTech の有機ELは、発光基板にアモルファスシリコンを使うのがミソで、従来のポリシリコンTFTよりコストが5割減にもなるという。同社はアモルファスシリコンの特性、信頼性を向上させたスーパーアモルファステクノロジーと、EL材料の最適化やVthシフト補償回路などで、最大輝度500cd/〓以上、表示色数1,600万色、色再現範囲105%(対NTSC比)、応答時間1ms未満、コントラスト1,000;1以上、輝度300cd/〓のときの消費電力25wを達成した。赤の発色が良い点や、外光が強い展示場所でも輝度が十分とれるのが特徴である。 IDTechはこの20型TVを米国メリーランド州ボルチモアで、さる5月に開かれたSID展、セミナーで発表。さらにこの7月、幕張メッセでのインタオプト展併催セミナーでも発表した。 まだプロトタイプとはいえ、IDTechの有機ELディスプレイは、多くの注目を集めている。 |