2003年07月31日
石化製品の輸出、6月は前年超えが多数を占める
上期通期では春先の輸出不振で多くが前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
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 石油化学製品の6月の輸出通関数量は、主要製品のうちの多くが前年同月を上回るかたちとなった。前月とは逆の現象となっている。
 
 特に化成品は圧倒的多数が前年を上回っている。オレフィンは、エチレンが2.1倍の3万7,036t、プロピレンが26%増の1万8,7171tと好調であった。化成品の中で最も高い伸びを遂げたのはEGで、4.8倍の1万4,577t。このほかでは、MDIの2.4倍(6,867t)、酢酸の61%増(4,046t)酢ビの138.3%増(9,233t)、TDIの36.4%増(8,232t)などが目を引く。前年を下回ったのは、フェノールの38.8%減(4,537t)、PTAの8.4%減(3万4,199t)、ANの7.6%減(1万3,187t)などごく一部にすぎない。
 逆に合成樹脂は、前年を上回っているものが極めて少ない。LDPEの30.3%増(2万1,288t)、PPホモポリマーの58%増(2万7,067t)、PETの3.9%増(5,752t)などにとどまっている。
 
 しかし石油化学製品全体の上期トータルでは、6月とは対照的に、多くが前年同期を下回っている。特に5月に多数の製品が前年割れとなったのが影響している。オレフィンも、エチレンが61.4%増(16万8,463t)となった反面、プロピレンは12.3%の減少(16万6,078t)となっている。
 前年同期を上回ったものの中では、エチレンのほか、EGの64.5%増(10万3,869t)、カプロラクタムの39.6%増(13万4,364t)、MDIの38.8%増(3万9,991t)、PXの32.1%増(103万6,302t)などが、また、前年同期割れとなった製品の中では、酢酸の40.5%減(2万1,027t)、PSの36%減(7万7,396t)、フェノールの33.1%減(3万8,150t)などが目立つ。

 主要製品の6月の輸出通関数量は以下の通り。右は上期合計。単位はトン。かっこ内は前年比。
 エチレン     3,736(209.3%) 168,463(161.4%)
 プロピレン 18,717(126.0%) 166,078( 87.7%)
 ベンゼン 10,652(103.9%) 153,027(104.3%)
 PX 150,627(126.9%) 1,036,302(132.1%)
 SM 92,317(102.6%) 560,339(100.6%)
 EG 14,577(478.7%) 103,869(164.5%)
 フェノール 4,537( 61.2%) 38,150( 66.9%)
 酢酸 4,046(161.0%) 21,027( 59.5%)
 酢酸ビニル 9,233(138.3%) 59,428(123.4%)
 PTA 34,199( 91.6%) 267,167( 72.2%)
 AN 13,187( 92.4%) 101,366(121.4%)
 TDI 8,232(136.4%) 67,484( 75.2%)
 MDI 6,867(244.6%) 39,991(138.8%)
 カプロラクタム 22,660(126.1%) 134,364(139.6%)
 LDPE 21,288(130.3%) 116,993( 84.8%)
 HDPE 16,715( 86.6%) 117,813( 94.5%)
 PPホモポリマー 27,067(158.0%) 150,019(114.0%)
 PPコポリマー 7,353( 96.8%) 53,536(103.6%)
 PS 9,300( 56.4%) 77,396( 64.0%)
 ABS 21,311(100.8%) 114,332( 98.9%)
 PVCホモポリマー 47,664( 86.8%) 376,687( 95.5%)
 PMMA 4,646( 81.1%) 28,366( 85.1%)
 POM 6,179( 97.4%) 37,999(120.1%)
 エポキシ 5,583( 91.4%) 32,783( 92.3%)
 PC 15,229( 72.7%) 112,217( 97.0%)
 PET 5,752(103.9%) 29,897( 94.2%)
 ポリアミド 6,917( 86.8%) 48,044( 99.1%)