2003年08月04日
三星とアトフィナの合弁会社発足
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 韓国の三星グループとフランスのアトケムは8月1日、50/50の合弁会社サムスンアトフィナを発足させた。両社は昨年12月2日に合弁会社設立の覚書を結び、その後細目を詰め、5月27日に契約を締結した。7月18日にはEUの承認を得ている。

 両社の協議で三星総合化学の価値を1550百万ドルと評価、アトフィナは非公開の三星総合化学の株式の半分を775百万ドルで購入し、50/50JVとした。

 サムスン・アトフィナ(旧三星総合化学)は大山に石化コンビナートを持ち、実質能力はエチレン63万トン、プロピレン32万トン、LDPE 10万トン、lLDPE 125千トン、HDPE 175千トン、EG 11万トン、SM 67万トン、PP 22万トンなど。ほかにBPとのJVで三星石油化学(PTA 140万トン)、三星BP化学(酢酸、酢ビ)をもつ。

 三星総合化学は現代石油化学とともに大山に石化コンビナートをもっているが、1998年に韓国政府の5大財閥事業再編計画(ビッグディール)で両社の統合が図られた。日本商社の参加も考えられたが、結局統合は失敗に終わった。その後、両社とも負債増加で経営困難となり、現代石化は先にLG化学と湖南石化に買収された。

 新会社サムスン・アトフィナはアトフィナの投資で財務構造を改善する。アトフィナはこれにより中国をはじめとするアジアへの戦略基地を得ることとなる。