2001年12月04日
アジアのスポットオレフィン価格が一段と下降
需要減と韓国の石化企業などの拡販策が影響
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋によると、アジア地域におけるオレフィンのスポットものの相場がここにきて一段と下降速度を速めてきた。

 直近の納入分の価格の多くは、エチレンがCFRトン当たり300ドル弱、プロピレンが同290ドルがらみとなった模様。1ヵ月前に比べると、エチレンは同70~80ドル、プロピレンは同100ドルの値下がりである。また、エチレンとプロピレンの価格が再び逆転した点も注目される。韓国の一部のセンターが、台湾と中国にこれまでにない低い価格で輸出契約したのが影響していると指摘する向きが多い。
 こうしたオレフィン全体のスポット相場の続落によって、わが国のエチレンセンターの中でオレフィンのスポット輸出を継続するところは皆無となっている。
 軟化の要因としては、11月中旬以降特に目立つナフサの国際スポット相場の下落、全世界的な景気の後退に伴うアジア地域の石油化学製品全体の需要の低迷、中東勢と韓国等アジア地域の石化2大勢力によるシェア争い激化--の3点が挙げられる。いずれも早期に事態が変わると言えないものだけに、今後もの弱含みで推移するとの見方がエチレンセンター筋の多数を占めている。