2003年08月18日
PSの7月の国内向け出荷、4ヶ月振りに前年超え
出荷合計は輸出の大幅減で前年を6%下回る
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:PSジャパン、日本ポリスチレン、日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会の集計によると、PS(ポリスチレン)の7月の生産数量は7万2,902t、出荷数量は8万2,762tとなった。前年同月の実績に比較すると、生産量は25%減、出荷数量は6%減ということになる。この結果、月末在庫は10万905tとなった。前年同月に対比すると19%多い。しかし前月末に比べると8.9%(9,860t)の減少となる。在庫率は1.2ヶ月にすぎない。
 
 生産が大幅に縮小した要因としては、日本ポリスチレンが年産9万t設備の定修を実施したこと、PSジャパンが6月23日をもって合計年産53万t設備のうち市原工場内の同8万5,000tプラントの操業を打ち切ったこと、さらには在庫調整のため減産を継続したところがいくつかあったこと--などが挙げられる。
 
 一方の出荷の減少は、輸出が前年同月を63%下回ってわずか3,628tに縮小したことによるもの。輸出は8ヶ月連続の前年同月割れとなった。中国・香港向けの減少が響いている。しかし、肝心の国内向け出荷は7万9,134tで前年同月を1%上回った。4ヶ月振りの前年同月超えである。周囲には、1〜3月期に発生した前倒し発注の反動によって続いてきた需要不振に終止符が打たれたのではないかと見る向きが多い。
 
 国内向けの主要需要分野の実績は電機工業用こそ前年同月を5.5%下回っているが、他の分野は全てが前年超えとなっている。包装用は3.4%、雑貨産業用は0.1%、FS用は4.4%それぞれ増えている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/030813sm.tif